ここでは「エクセルAREAS関数の使用方法」について解説します。
エクセルAREAS関数は「指定範囲に含まれる領域の個数を返す」ために使用します。
エクセルAREAS関数の具体例・応用例を解説していきますので、是非最後までご覧ください。
エクセルAREAS(エリアズ)関数の概要
エクセルAREAS関数を簡潔に説明すると「指定範囲に含まれる領域の個数を返す」関数となります。
ちなみに「area」を翻訳すると「範囲、領域」などの意味になります。また、複数形は領域がいくつかあることを示します。
エクセルAREAS関数の一般式
【計算式】= AREAS (参照)
【解説文】指定範囲に含まれる領域の個数を返します。
エクセルAREAS関数の引数
【参照】任意のセル範囲を指定します。複数の範囲を指定する場合は、更に( )で括ります。「,」を半角スペースにすると、共有部分(重なり)の個数を返します。
エクセルAREAS(エリアズ)関数の具体例
それでは、AREAS関数の使用方法を具体例を用いて解説します。
指定範囲に含まれる領域の個数を返すエクセルAREAS関数の例
以下のセルに、それぞれ指定の計算式を入力します。
計算式には、指定した範囲に含まれる領域の個数を返す意味があります。
【セルC2】=AREAS(E2:G4)
【セルC6】=AREAS((E6:G8,I6:K8))
【セルC10】=AREAS((E10:G12,I10:K12,M10:O12))
ENTERで確定させると、それぞれ「1」「2」「3」の結果が表示(下図参照)されました。
【セルC2】=AREAS((E2:G4,F3:H5))
【セルC7】=AREAS((E7:G9,F8:H10,I7:K9))
【セルC12】=AREAS((E12:G14,G13:I15,I12:K14))
【セルC17】=AREAS((E17:G19,F18:H20,G19:I21))
ENTERで確定させると、それぞれ「2」「3」「3」「3」の結果が表示(下図参照)されました。
特定の範囲と重なる領域の個数を返すエクセルAREAS関数の例
以下のセルに、それぞれ指定の計算式を入力します。
計算式には、特定の範囲(下図A)と重なる領域の個数を返す意味があります。
なお、AREAS関数では、結果が「0」の時は「ERROR」が返ってくるため、「ERROR」の際に「0」と表示されるようIFERROR関数を使用しました。
【セルC2】=IFERROR(AREAS(H2 E2:G4),0)
【セルC6】=IFERROR(AREAS(H6 (E6:G8,I6:K8)),0)
【セルC10】=IFERROR(AREAS(H10 (E10:G12,I10:K12,M10:O12)),0)
ENTERで確定させると、それぞれ「0」「0」「0」の結果が表示(下図参照)されました。
【セルC2】=IFERROR(AREAS(E2 E2:G4),0)
【セルC6】=IFERROR(AREAS(E6 (E6:G8,I6:K8)),0)
【セルC10】=IFERROR(AREAS(E10 (E10:G12,I10:K12,M10:O12)),0)
ENTERで確定させると、それぞれ「1」「1」「1」の結果が表示(下図参照)されました。
【セルC2】=IFERROR(AREAS(H2 (E2:G4,F3:H5)),0)
【セルC7】=IFERROR(AREAS(E7 (E7:G9,F8:H10)),0)
【セルC12】=IFERROR(AREAS(F13 (E12:G14,F13:H15)),0)
ENTERで確定させると、それぞれ「0」「1」「2」の結果が表示(下図参照)されました。
【セルC2】=IFERROR(AREAS(H2 (E2:G4,F3:H5,I2:K4)),0)
【セルC7】=IFERROR(AREAS(E7 (E7:G9,F8:H10,I7:K9)),0)
【セルC12】=IFERROR(AREAS(F13 (E12:G14,F13:H15,I12:K14)),0)
ENTERで確定させると、それぞれ「0」「1」「2」の結果が表示(下図参照)されました。
【セルC2】=IFERROR(AREAS(H2 (E2:G4,G3:I5,I2:K4)),0)
【セルC7】=IFERROR(AREAS(E7 (E7:G9,G8:I10,I7:K9)),0)
【セルC12】=IFERROR(AREAS(G13 (E12:G14,G13:I15,I12:K14)),0)
ENTERで確定させると、それぞれ「0」「1」「2」の結果が表示(下図参照)されました。
【セルC2】=IFERROR(AREAS(H2 (E2:G4,F3:H5,G4:I6)),0)
【セルC7】=IFERROR(AREAS(E8 (E7:G9,F9:H11,G10:I12)),0)
【セルC12】=IFERROR(AREAS(F15 (E12:G14,F15:H17,G16:I18)),0)
【セルC12】=IFERROR(AREAS(G22 (E12:G14,F21:H23,G22:I24)),0)
ENTERで確定させると、それぞれ「0」「1」「2」「3」の結果が表示(下図参照)されました。
これが、エクセルAREAS関数の基本的な使い方になります。
【まとめ】エクセルAREAS(エリアズ)関数の使用方法について
ここでは「エクセルAREAS関数の使用方法」について解説しました。
「指定範囲に含まれる領域の個数を返す」方法をマスターすることで、日常業務の作業時間を短縮することができますので、是非ご活用ください。
他のエクセル関数についても、順次アップしますので、定期的に購読いただけるとうれしいです。
ご質問などありましたら、遠慮なくコメントください。
回答に時間を要する場合もありますが、よろしくお願いします。
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